スシ、テンプラはもちろん、アイキドー、ボンサイ、ツナミ、ヤクザ!?、
などなど、今、世界で通じると言われる「元日本語(現日本語)」ですが、
カイゴ(介護)もその仲間入りをするということでしょうか、
いや、もうしてる?
9月1日から、外国人の在留資格に「介護」が新設されました。
対象は留学生として入国し、日本の介護福祉士養成施設で2年以上学び、
介護福祉士の国家資格を取得した人。在留期間は最長5年、
問題なければ無制限に更新できる。母国から配偶者や子供も呼べる。
11月にはさらに仕組みが拡大され、外国人技能実習生の働く場として
介護が加わる予定とのこと。
人手不足の解消が目的であることは明らか。
そして、そこで起こると予想される諸々の問題、思うところあまたですが、
それらは色々な方があちこちで述べていらっしゃるので、別の視点から。
たとえば、脳梗塞、くも膜下出血、認知症と診断されても、
自立支援に向けた介護支援を受ければ、かなりの割合で、
身体的・精神的・社会的機能の回復の可能性があると聞きました。
自立支援に向けた介護支援の基本ケアは、
水分、栄養、排便、運動の、パッケージとしての管理。
倒れたから即入院または入所。上に書いたようなケアをしなかったら、
そのまま一人では何もできない寝たきり状態につながる、
ということだそうです。
つまり今、人手不足と言っている介護施設にはますます入所者が集まり、
人手不足はますます加速する、という構図。
でも、まず自立支援に向けた介護支援をもっと普及させられたら、
めぐりめぐって人手不足の緩和につながる。
私はそれを支援したいと思います!
もう20年くらい前の同じ時期に、知り合いの母君と、私の祖母、
ちょうど同じ年頃の二人が、同じような怪我をして入院しました。
うちの祖母は負けず嫌いで生きる気満々、
それで、言われてもいない自主リハビリまでして完全に社会復帰。
けれどその方の母君はそのまま寝たきり、そのうち呆けも入り…。
これを読んでくださっている皆様、もし私にそういう事態が訪れたら、
私を上に書いたようなことに対応している施設に送ってください。
祖母の孫ゆえ、回復の自信ありますので。