土曜日。起きて何となくTVをつけたら、
「外国人労働者が人手不足ニッポンを救う!? 」という文字の下に描かれた図、
「留学生もまた労働目的ではない人…」という説明と共に人形が置かれる、
という場面でした。
「週刊ニュース深読み」(NHK総合)。
昨日、事実もあるのだろうけれど、その面からだけ書きますか!?という、
とんでもない内容の週刊誌の記事を見たばかりだったので、
なんであれ、総合チャンネル、
何人かのコメンテーターと、視聴者の声も一緒に放送していたのが良かった。
こうやって、日本の問題が、ちゃんと日本人全体の問題になることが必要。
その意味で、こういうツイッターの活用方法はとても良いですね。
日本に勉学のために来ている留学生は、日本語教育機関(日本語学校)で
週20時間以上の授業を受けることと規定されています。
彼ら留学生の在留資格は、言うまでもなく留学=学業で、
その彼らに資格外の活動として、週28時間のアルバイトが認められています。
この28時間。言い換えれば1日4時間。
教育を受けるという本来の活動をしながら行う時間数としては、
限度だと考えます。
今、この資格外活動を週36時間に、などという声があがっていますが、
仮にそんなことになったら、留学生が留学生ではなくなる…でしょう?
だから、苦学する留学生のために奨学金等の手当をと言っているのです。
でも、きっと週36時間というような発想の原点は、
将来日本で活躍してくれるであろう苦学している学生のためにアルバイトを…
ではなく、労働力不足の今の日本の問題の解決方法の一つとして留学生を、
と、そういうことだと思うのです。だったら、それ、違います。
この話を学校でしていた時、中の一人が言いました。
「日本人の私たちだって1日8時間かける5日間、週に40時間労働なのに、
36時間も働いたら、いつどうやって勉強するのかって話ですよねえ。
あり得ない」と。大いにピンポン♪
今日の番組では、技能実習生にも言及がありましたが、同じことです。
ちゃんと冷静に、本質を見失うことなく、長期的視点に立って、
本末転倒、問題のすり替えが起こらないように、です。ニッポン。