• 132月
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    中島みゆきの「時代」という歌が好きで、
    クラスでカセットでかけては学生たちと歌っていた時代がありました。
    あの(日本語学校では有名な)上海事件があった直後、1989年の頃。

    昔ながらのナポリタンがあるような喫茶店は、近くにファミレスができて、
    八百屋さんは、近くに大手スーパーマーケットができて、
    文房具屋さんは、”明日(あす)来る”の出現で、
    お寿司屋さんは、接待という習慣が会社からも働く人の意識からも消えて、
    そういう、環境の変化によって存続が危うくなったという話を、
    ここのところ続けざまに見聞きしています。


    そんな時代もあったねと   いつか話せる日がくるわ
    あんな時代もあったねと   きっと笑って話せるわ

    時代だから、と言うのは簡単だけれど、
    それを生きてきた証とし生活の糧としている人たちがいるわけだから、
    そんな単純な話ではない。…が、どうにもできない。

    かつてあった電車の切符切りの仕事、
    かつてなかったアプリ開発という仕事、
    でも、それが現実。それが時代。


    めぐるめぐるよ 時代はめぐる   別れと出会いをくり返し
    今日は倒れた旅人たちも   生まれ変って歩き出すよ

    と、しみじみ、時代の流れとその結果の切なさを感じた今宵でした。

    冒頭の写真は、1930年代のオランダ時代から続くという、
    ジャカルタのアイスクリーム屋さん。時代を超えて、今なお在る、もある。