さて、この仕事をしたからなのか、今の時代、当たり前なのか、
カタカナの言葉を結構覚えたように思います。
アイデンティティー(identity)もその一つです。
ここで言うアイデンティティーは、
「国・民族・組織などの特定集団への帰属意識」というような意味。
昨日の日経新聞の今月の連載記事に、日産社長カルロス・ゴーン氏が、
「アイデンティティーは国籍では縛られない。
どの国の出身であるかはその人がどういう人かということと全く関係がないのだ。」
と書いています。
こういうことに、はっきり「うん」と頷けるようになったのは、
やはりこの仕事をしたおかげだろうと思います。
日本の少子高齢化による人材不足のため、留学生30万人計画達成のため、
そして、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、
これからもっともっと外国出身の人、外国語を話す人が日本に来て、
自分の隣に普通にいる時代に。
そういう今、ゴーン氏の言葉はとても大事な根底の考え方だと思います。
あっちこっち飛び回っているからではなく、
外国人9割>日本人1割という中で、日々さまざまな異文化体験をしているから、
だから自然と身についた。これは他校の皆さんも同じですよね。
だから反対に、在校生や卒業生、たった2週間しかいない教育実習生なんかが、
「うちの学校」と言ってくれるのを聞いたりすると、とっても嬉しい気分になります。
アイデンティティー、ですよねえ。
で、最後になりましたが、冒頭、
ピカチュウの着ぐるみを着たイタリア人とイタリアで撮った写真。載せるのなくて。