「自分はこのままずっと同じと思ったから」と、その人は言いました。
つまり、自分の能力や努力に関係ない限界を感じたから、
ここインドネシアにある日本の大手企業での仕事を辞めたと穏やかにその人は。
(爪の垢を煎じて飲みたいほどの穏やかな口調で。)
今、私たちがパートナーシップを結んでいる会社の、ブランチマネージャー。
日本語は仕事をしながら独学で覚えたそうです。転職して今の会社に。
数年交代で日本からやってくる現地のトップ。
(その国のことをわからず、わかった頃には帰国すること多し。)
どう頑張ったって、その下。このままいてもずっとこのまま。
これはここでだけでなく、私たちの卒業生たちが帰国して、
自分の国に進出している日本の企業に晴れて就職した後によく聞くこと。
グローバル化なんてちゃんちゃらおかしいと思ってしまう。
アンチ日本ではなく、真に日本のことを考えて、
一緒にグローバル化したいからこそ言ってます。まったくもう。
写真。自分の未来のために日本留学を夢みる学生たちと。