「凧」は国字、日本で作られた文字です。
風の略体「⺇」と「巾(ぬの)」で構成された会意文字。
峠(とうげ)とか、笹(ささ)とか、躾(しつけ)とか、
鰯(いわし)とか、我が栃木県の「栃」とか、みんな国字です。
…で、その凧作りが金曜日に。皆の作品、またしても自由系。
今、日本とか外国とかほとんど区別のない時代。
ディズニーランド、ヨドバシカメラ、京都、白川郷・・・、
外国人人口がかなり高く、日本語学校など外国人の中に私たち。
必ずレースを引っ張っているマラソンもそうですよね。
かなり昔の話なのですが、
あるマラソン大会で先頭を走っていた海外からの招待選手が、
正規の折り返し地点の手前で曲がって失格になったのだとか。
間違えた理由は、彼らの前を走っていた中継車が
早めに折り返して、それにくっついて曲がってしまった…。
しかし、そのまま彼らにそれを知らせずゴール。そして失格。
なぜ?
…外国人の彼らに何と言っていいか、言葉がわからなかったから、
という話を、ついこの間、その当事者だった人から聞きました。
ノー!ノー!でも、手でバツを示しても、それでもよかったのに。
何十年も前の話です。今はもうそんなことはないですよね。
言葉を使わなくても伝える方法はある、いえ、
言葉よりもっと伝わる表情、まず思い…それはとても有効だし大切。
世の中には悲しいことがたくさん起きていて、今日も朝から。
せめて言葉が通じたらいい。そんな簡単なことじゃないのだけれど。